読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

リバ厨腐女子ママの考えたこと。

腐女子、創作、セクシュアリティ。

平成のディープインパクト:『負け犬の遠吠え』

 
花璃です。
今日は本の紹介をします。
2003年に出版され、大ベストセラーになった、酒井順子著の
『負け犬の遠吠え』

 

です。
この本を読んだ当時、わたしはまだ学生でした。が、既に現在の夫と交際していました。当時、ヨン様にハマっていた友達から
「花璃、わたしもうこれ読んだから貸すよ〜〜〜」
と渡されたのがこの本でした。
未だ学生で、二十代前半だったわたしは、なぜ彼女がこの本を読む気になったのか分かりませんでした。ですが、大学で女性学の講座を取ったりしてこの手のことにはかなり関心があったので、一気に読みました。
ホラーでした。 
件の友人以外の自分の女友達に宣伝しました。
「立ち読みで良いから読んで」
と。
 
『負け犬の遠吠え』の偉業は、或る程度お歳を召した子ナシ・独り身の女性から出がちな負のオーラ・あるいは、頂けない言動に
『イヤ汁』
というネーミングを与えたことだと思っています。
わたしは、『イヤ汁』を出すような人間になりたくなかった。
『イヤ汁』の出ている人には、その当時から会ったことがありました。
『イヤ汁』の出ている女は、どんな美人でもひどく醜い
ということを、知っていたのです。
(勿論、三十代で独身で『イヤ汁』とは無縁なレベルで輝き、魅力的な方も大勢いらっしゃるのは承知していました。けれど、その為にはこの本の著者の酒井順子さんのように、自分の中の『女』がともすれば醸し出す臭気のようなものに自覚的になり、己を厳しく処さねばならないのだと、そんなのは難しすぎる、と思われたのです。)
 
勧めに従って本を読んでくれた友人達(可愛くて素直で真面目な子ばかりです)も皆、口を揃えて言いました。
 
「絶対、三十歳までに結婚しようね!」
 
そうして、わたしたちは三十歳までに結婚することを誓いながら、卒業し、仕事を始めたのです。
これは非常に苦しいことです。
仕事を始めて、日々頑張っているのですが、頭のなかには常にカウントダウンが鳴っているのです。
特に、日本の職場というのは、大抵一人一人が120%の力で全力を出し切って、ようやく回っていくような構造になっていますから、雑念を振り払わないとついていけません。
馬車馬のように働いて、休日は寝ている。そして、休日の夕方になると自問するのです。
 
「わたし、こんなんじゃ結婚出来なくない?」
 
わたしの思い描く『結婚』、あるいは『結婚生活』というのは、自分の両親が送っていた生活でした。父は非常に忙しく、ほとんど家にいない人でしたが、母は専業主婦。昭和の一般的な家庭です。わたしは、どう考えても
「仕事が非常に忙しく、ほとんどいない父」
の生活をしていました。『結婚』すると自分がそうならなければならないと信じていた
「専業主婦の母」
に、どうしても同一化出来なかった。
 
そんなときに、わたしは2度目の腐落ちをしたのでした。
 
 
花璃