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リバ厨腐女子ママの考えたこと。

腐女子、創作、セクシュアリティ。

Coming outとJudgment:Youtuber Riyadhの場合。

花璃です。

 

fujoshimama.hateblo.jp

 

↑以前こういうエントリーを書きました。

今日は少しそれにも関連するお話です。

 

 

今日は、ゲイネタの卑猥な話なんかで有名なYoutuberのRiyadh(リヤッドと読みます)の両親へのカミングアウトを回想したビデオのお話です。

 

www.dailymail.co.uk

 Riyadhは25歳。

アイルランドのダブリン出身で現在ロンドン在住の大人気Youtuberです。

ご両親はインテリアデザイナーのLorraine(ロレイン)さんとイラク出身のSam(サム)さん。

弟さんが一人いるみたいです。

Riyadhは自分のチャンネルでもゲイネタを披露してブレイクしたオープンなゲイですが、彼が16歳の頃両親にゲイであることをカムアウトしたときのことを両親と話しているのが下の動画です。

アイルランド訛りがありますが、上の記事に内容は書いてあるし、下でも概略を解説するので取り敢えず一回見てください。

 

www.youtube.com

以下、そのままを直訳じゃなくて、自分が覚えてる範囲で適当にまとめてるので多分無意識改変あります。

 

Riyadhは13〜14歳くらいで自分が男の子にしか興味がないことに気づきます。

「俺ってゲイなの?」

「違うだろ。よく考えよう」

「やっぱゲイなの?」

「いや、そんなはずはない」

という自問自答を繰り返した後、

「俺はゲイなんだ」

という結論に至り、母親に告白する決意をする。そう、両親別々にカムアウトしたわけです。当初より俯きがちのSamパパ。

S「お前は先にお母さんに言ったな……」

そこで母親、Lorraineママ。

L「わたし、告白される前から気がついていたの……パソコンを触ってたらゲイサイトが出てきて……デカデカとGAY !!! SEX !!! って書いてあるのを見てしまって……そのときは取り乱して実家の母のところへ泣きながら駆けて行ったわ」

R「そうだったの?」

L「そしたら母はね、『なんだそんなこと……わたしは何年も前から気づいてたよ』って言ったのよ」

R「そう、それで?」

L「悩んでたんだけど、吹っ切れたからある夜、『ねぇ、Riyadh、わたしに言うことがあるでしょ?何でも言っていいのよ?受け入れる準備はできてるから』って言ったの」

R「ママ……(涙)」

L「あの日は朝の3時4時まで二人で抱き合って泣いたわ」

 

R「それから父さんにカムアウトするまでは約9か月掛かったんだ」

S「Riyadhはその後もしばらく俺に言わなかった。俺は少しもそんなことには気づいていなかったし、予想だにしなかった」

R「ある夜、今日こそ言おうと決意して、父さんに言う機会を待っていたんだけど、やっぱり言えなくて……仕方ないからノートの一番後ろのページに"I AM GAY"って書いて閉じて渡したんだ」

S「……あのノートを見たとき……『なんて書いてある?』『俺はゲイです?』『ゲイ?』『Riyadhがゲイってことか?』『Riyadhがゲイ?』『そんなわけあるか』『何の冗談だ』『そうか冗談か』『しかし、Riyadhは全然面白がってないぞ?』『これは本当なのか?』『Riyadhがゲイ……』『俺の息子がゲイ……』……いろんな考えが止まらなかった」

R「お父さん……」

S「あの日は真っ白な頭でおやすみと言ったけれど、全然寝られなくて、明け方までごそごそと自殺する為の薬を探したよ……」

ここでお父さんは泣き出してしまい、三人で抱き合って慰め合います。

S「息子がゲイだなんて、俺の人生はおしまいだと思った。今思うとなんてバカな考えだったんだろう。全然コミュニケーションも取らなくて」

L「あなたは最高の父親よ」

というのが概要です。

 

Riyadhのお父さんもムスリム系のバックグラウンドを持ってるってことが、オーランドの事件の彼と似ているなあと思ったので冒頭に自分の記事を引用しました。

ムスリムが〜ということでなく、イスラーム国家に限らず、父権の強い社会のゲイは父親にゲイであると言えない人が多いと思う。

実際わたしの友人のイタリア系のゲイ(オープンゲイ)も、母親にはカムアウトしているけれど、兄と父親には言ってない子がいます。

「特に兄は気づいていると思うし、言えないわけじゃないけど、ショックを受けて欲しくないから」

とのこと。自分に関するある事象を『言えない』っていうことは保身であるという見方もあると思うけれど、受け止められないであろう相手への思いやりでもあるんじゃないかな〜〜と思う部分です。

Riyadhもオーランドの彼も、お父さんを大切に思うからこそ、なかなか言えなかったんだと思う。勿論、Riyadhのお父さんはアイルランド人と結婚して長くアイルランドに住んでいるし、オーランドの彼はアメリカ生まれながらも、父親は反米(?)活動家でアフガン系のテレビのホストをしているような大物だったという話なので越えるべきハードルが段違いですけれども。

 

news.livedoor.com

 

Riyadhによると、現在、彼の両親は大量の飲み物の差し入れを持ってダブリンのゲイプライドにやって来て、最前列でパレードしてるらしいです♡

Riyadhはアイルランドではかなり大物のゲイ・アクティヴィスト(LGBT活動家)でもあるらしいのですが、こんな両親の厚い支持があってこそなんですね〜〜

 

「息子は過激派でもなくIS(イスラム国)支持者でもなかった。事件前日に自宅を訪れたときも変わった様子は全くなかった。息子の起こした事件に非常にショックを受けている」と述べ、息子の行いを謝罪した。また「息子は両親や家族を大切にするよくできた子だった。アメリカで生まれ、フロリダの高校を卒業し、刑事司法を学び学位もとっている。普通に教育も受けているあの子がなぜこのような行動に走ったのか、理解できない。とても悲しいことだ」と語り、息子が生きていれば胸のうちを聞いてみたいと明かしていた。同性愛者については、息子が2、3か月前にマイアミを訪れた際、男性同士が妻や息子の前でキスをするのを目撃し怒りが収まらないようだったと語っている。

 (その息子さんは男性同士がキスしまくってる所に複数回出入りしていたという証言もあるわけですが)

「息子が同性愛者を裁く必要はなかった。なぜなら彼らは神によって裁かれるべきだからだ。これは神の仕事だ。」

 

この筋金入りのホモフォビアは。。

アフガン側の価値観の指導者だから仕方ない面もあるんだろうけれど、息子さんが本当にゲイだったんだとしたら、可哀想すぎました。

 

 

 

こんな風に、嫌いなものを通じてつながりを感じる人もいるわけです。

父権社会のホモソーシャルで男性性を誇示しようと思ったら勿論、立場上ゲイなんか認められないと思う。

↑これ、本当に面白いから何度も貼ってしまうんですが、改めて見ると、主義主張そのものではなく、主張の仕方が痛々しいんじゃないかなと思いました。

(※わたしも地雷は沢山ありますし、CPによっては固定に近いCPもあります。ただ、そういうCPはあまり好んで創作しないし、基本的にあまり他の方の作品を読みません)

 

一番面白いのは、こんなに『苦痛です!』って言ってるのに、出戻りや新規が入ってきてほしいって本気で思っているらしいということ。

左右固定の方の中でも大半のまともな方はこういう方は避けて通るんじゃない?と思ってしまいます。

 

 

これには賛成します。

別に他は全部嫌いだって言わなくても

「左右固定、受け攻め固定です♡」

だけでいいし、後は全てスルーするか孤独に耐えるかどっちかしかないと思う。

「ゲイです」

っていうのと、その後の細かいセクシュアリティの問題(好きなタイプとかプレイとか体位とか)まで延々聞かされるのはやっぱり聞かれされる方の負担は違うと思う。

カムアウトってやっぱりすごく大変なことで、日本に比べるとオープンそうな欧米でも、クローゼットのゲイはまだまだ多いわけです。

一見オープンなゲイでも、故郷に帰るとストレートのふりをしていたりとか、彼女がいないわけじゃないと家族を安心させるために女友達とカモフラージュ旅行してもらったり。都会や自分の国とは別の国に引っ越して、職場でもプライベートでもゲイライフを満喫しつつ、実家にはまだ秘密にしてるってゲイの人何人も知ってます。

 

クローゼットは自分を守るものでもあるけれど、人のクローゼットなんか見たくない、見せられても困るって人もいる。そして、クローゼットを見たらそれを裁かざるを得ない人もいる。

裁く……というか、英語ではjudgeというんですが。("Don't judge me"って、よく使います。)

 

 

好きな歌の歌詞に、

fundamentally judgmental, fundamentally evil

って歌詞があって、

And I said do you believe we are fundamentally judgmental?

Fundamentally evil?

And you said yes.

 こういう流れなんですが、タイトルが"I Was Hoping"っていうんです。

 

www.youtube.com

要約すると、お互い批判的になってしまうと(お互い好き合っていても)discommunicationが起こるというか、表面上はcommunicationがあるようでも、傷つけ合うことにしかならないというか。 

わたしもそうなんですけど、何かを考えるとき無意識に自分なりのjudgeが入ってしまうのはある意味仕方ない部分はあるけど、発言に関してはよほど気をつけないと人間関係のマイナスにしかならない。

批判されて、あるいは批判を聞いて育った人間っていうのは批判的にならざるを得ないし、人を受容するっていうのは自分が受容されていない場合には難しい。

 

Riyadhのカムアウトの動画の中で、お父さんが過去の自分を批判して、

「無理解で最低の父親だ」

っていうのに対して、お母さんが

「あなたは最高の父親よ」

っていうのが、

「ああ、このお母さんがいたから今のRiyadhがあるんだな」

って思えました。

わたしもこういう受容的な態度が取れる人になりたい……。

 

わたしは自分でも完璧主義や脅迫的な部分があると思っています。

そういう部分は母親になって(タスクが増えて物理的に完璧を目指せなくなったことで)少しはましになりましたけど、まだまだ道は遠いです。

まあ、まずはましになってることを喜ばないといけませんね。

 

www.youtube.com

↑これはRiyadhの遠恋していた6歳年上の元彼氏Jonathanとの会話なんですけど、好きだった人と別れた後にこんな風にあけすけに語り合えるのは本当にいいなぁって思いました。(わたしの場合は、それが出来ないから創作にぶつけたりするわけですが……)

ちなみに、わたしの英語力では不確かですけど、この二人の場合、Riyadhはtop(タチ)でJonathanがbottom(ウケ)っぽいですね。

 

花璃。