こんにちは、花璃です。
本日はサイト時代懐古エントリーのリバ編③をお送りします。
以前書いたリバ編のエントリーはこちらと↓
こちら↓になります。
サイト時代、わたしは自分がサイトをやっているジャンル以外のジャンルのリバサイトさんに日参(懐かしい言葉ですf^^;)していて、すごくいい思い出がたくさんあるので今日はそのことを書きます。
①リバサイトの管理人は、既婚者ばかりだった。
サイト全盛期だった2000年代半ば、わたしが通っていたリバ(同軸・別軸・同軸+別軸含む)サイトさんは既婚者率が高く、彼氏持ちまで含めるとほぼ100%パートナー持ちの方だったんですね。
なので、彼氏にどうやってカミングアウトするかとか、結婚生活と腐萌えをどうやって両立しているかとか色んなことを相談に乗って頂いたりとても助かりました。
そして、自ジャンルの同カプに関してはリバは喪女率0%(その頃はまだ喪女という言葉自体がなかったですが)で結婚・出産で卒業する人多数に対して、オフ会で会った方たち(全員固定)はその時点で彼氏持ちの方はいませんでした。
オフ会で会った方々は概ね穏やかな方ばかりだったのですが、その中に一人だけやたら攻撃的な固定厨マウンティング腐女子(ゴリラ似の美少女)の方がいて、最初は、
喪女は固定厨になりやすい
のかなって失礼なことも思ったのですが、女性向け同人界をよくよく見渡すと
なんですよね。ガチリバとかリバ厨っていないんです。
つまり、既婚とリバには相関関係はないんです。
じゃあ、何に相関関係があるのか?
②リバはサークル活動と相関している。
このことに気づいたのは比較的最近なんですが、サイト時代にわたしが訪問していたリバサイトさんの共通点は、
オフライン同人をやっていない
ということだったんです。
わたしが気に入って日参していたサイトさんの共通点というのは、
私生活を共にするパートナーがいて、サークル活動(同人誌頒布活動)をすることは難しいけれど、腐萌えして嗜好がややニッチ(リバ)で創作意欲はある→サイトを持ってオンラインのみで活動する。
という方達だったんです。
固定の方は供給がたくさんあるから結婚するとよほどガッツがある方以外は描き手(書き手)を引退して買い専で腐趣味を続けるけれど、リバ的嗜好だと飢えるので自分でも書く方が多かったんだと思います。
(絵描きさんに関しては、デジにしてもアナログにしても場所も時間もとるし、子供のいたずらな餌食になるので子供が生まれた後も続けるのは至難の技だと思う)
実際、結婚前は絵描きだったけれど、子供が生まれて字に転向という方もよく見かけます。
③リバがオフラインで圧倒的に劣勢な三つの理由。
先日、こんな匿名ダイアリーにこんなエントリーが上がっていました。
ありがたいことに根強いファンの人も多くて、たくさん感想もいただいたし、熱心な方はお手紙や差し入れをくれたりした。
でも、熱心なお手紙の喜びを潰すほど、匿名の悪意が怖かった。
「リバは死ね」、なら買うなよ。こっちは買ってもらうときに声かけてるじゃん。
「わたしの××くんはこんなんじゃない」と思うなら、最初からお品書きにリスクを明記してるんだから確認して、サンプルをチェックしてくれよ。
「あんたみたいなヤツが解釈を歪める」「もうこのカプを描かないで」「絵が嫌い」「この解釈で次も出るつもりですか?」「返金してください」
リバ厨のわたしにとって、オフで戦っているリバの同志がいるというのはどのジャンルでもすごく嬉しいことなんですが、リバで同人誌を出すことは相当な覚悟がないとできないことだとも思っています。
- リバでも大丈夫な人は相当数いるが、『リバが好きな人』というのはごくわずか=同レベルの描き手(書き手)でも固定より売れない
- リバ本というのは個人誌でもカプ混在アンソロとか、カプ混在の合同誌と同じ、『ABだけ読みたい』『BAだけ読みたい』人にとっては割高な代物である
- リバは描き手(書き手)自体が少なく、大手・絵ウマであればあるほどリバ好きでも描くのは固定(ビジネス固定←固定の方が売れるから)であるため、同カプの描き手(書き手)からの支援が得られずに孤立しやすい→逆リバ地雷固定厨の標的になりやすい
特に最近はオンライン同人が充実している反動で
同人誌を買う層は一強固定カプに集中する傾向がある=オフラインが強い界隈は特に、サークル・買い専に占める逆リバ地雷固定厨の割合が増えている
ことが予想され、リバサークルが嫌がらせされるリスクは増えていると思います。
オフライン盛況のバロメーター=スパダリ・オメガバ・男性妊娠
だったりしますしね↓
リバ創作が増えている割にはリバでサークル活動をする人が少ないのはそういう部分だと思います。
こちらは同じ方の別のエントリー↓
「相手の悪意に負けて筆を折るな」
「書き続けることこそ復讐」
と言った声は、自分も何度ももらった。
筆を折らせるために匿名凸されているようなものなのだから、無視して描けばいいと。
だけれど、自分にそんなことはできなかった。
届く感想に怯える日々はもう嫌だし、「負けてたまるか」という気持ちを持てるほど強くもない。匿名の悪意によって筆を置くことも悪なのかもしれない。それは負けなのかもしれない。
だけれど、自分を守ってくれるわけでもない人の「負けるな!描いて復讐だ!」は、呪いの言葉に近いということだけ、ここに明記しておきたい。負けでもいい。もう同人という趣味の世界で傷つきたくないのだ。
いや本当、リバって生きづらいんですよ。
わたしはサイト時代から入ったし、サークル活動もしてないし、Twitterも辞めたから今はノーストレスですけど、頑張ってるリバ民の悲しい報せを聞くと胸が痛みます。
リバの創作者に出来ることは、
- 上手くなる(「固定のhtrより上手いリバ」という人はそこそこいる←ライト層が多い)
- Twitterをしない(SNSはファッションリバが多いし、凸もされやすい)
- オンラインを主戦場にする(Pixiv・壁打ち・HP)
サークル活動(同人誌発行)をしたい人は
- 描く(書く)のは固定を貫く(せめて、一冊の本の中に混ぜない)
- 逆はタグ分け・垢分け・名義分け
- 同人活動を仕事にしない
するとかでしょうか?(よく分からない ´д` ;)
ガチリバのリバ本を出してる人はメンタル鍛えて覚悟の上でやってるんだと思うので本当に頭が下がります。
ゲイビとかだとFlip-Flopなんて全然ありふれてるんですけどね〜
逆にガチリバでエロ描ける方は男性(ゲイ♂)向けっていう選択肢もありかと思います。ジョジョとかスラダンとか最近だとゴールデンカムイ?とかそういうガチムチ系の絵の方ならウケそうです。
英語圏のゲイ向けCGアートは規模が大きいので、英語出来る方ならリバを喜んで見てくれる人はとてもたくさんいると思います。
一次創作であればPatreon(クラウドファンディング)や通販みたいな形も出来るんじゃないかな?
ちなみに、男性は女性と脳の構造が違って小説同人誌をほとんど読みません(エロの興奮における視覚的刺激関与の割合が大きい)ので、男性向けエロは漫画の一択です。
字書きには男性向けの選択肢はありません;;
リバ好きな絵描きさんは英語を勉強すること!
をお勧めします。
洋物ジャンルだとリバが多い…というほどではないけれど、そこまでTop/Bottomのポジション縛りは厳しくない(ことが多い)と思うので。
英語圏Fandomしか分かりませんが、洋画や洋ドラには公式がゲイみたいな作品(左右不問かどうかはCPによる)も多いけれど、捏造ホモで固定が強いものもあるし、飛翔系などの漫画ジャンルのファンアート・ファンフィクションの主流は男女CPだったりもするのでリバが強い云々は一概には言えないんですね。
ただ、英語圏に限らず大抵の外国人は(ただ、韓国・台湾は違うような気がしている←日本型っぽい匂いを感じる)
日本人よりも協調性がない人が多い=同調圧力も小さい
ので、『自萌え他萎え』にドライというか、ニッチな萌えの人にも生きやすい…特にリバは生きやすいと思う。
このエントリーの方は彼女自身がかなり過激なのも炎上した原因だと思うけれど、日本の女性向け同人(特にオフライン)がリバ者にとっては生きづらいことは確かだと思います。↓
女性向け同人誌に限らず、紙媒体の出版物は今後も縮小を続けるでしょう。
同人=同じ萌えを持つ人と共有し、喜びを分かち合う
本の発行にこだわらないなら色んな楽しみ方が出来る時代だと思うので。
特に、絵描きさんは言語という障壁がない(字書きに比べ圧倒的に少ない)ので頑張って欲しいです。英語の勉強は…作業用の洋画(洋ドラ)視聴を英語音声+英語字幕にするだけでも違うかもしれません。(オランダ方式)
とにかく下手でもなんでも使うしかないと思う。
Practice makes perfect(習うより慣れよ)♡
花璃。