リバ厨腐女子ママの考えたこと。

腐女子、創作、セクシュアリティ。

オタクのおばさんが亡くなった。

少子高齢化の現実なのか、実家から連絡があるときは、結構な確率で誰かの訃報です。

先日、母の女子大の同級生で、おそらくオタク第一世代と思われるおばさまが亡くなったとメールが来たのでその方のことを書きます。

 

 

・オタクのおばさま

母はアラカン(60代前半)、同級生のおばさまも同い年でした。

おばさまも自営業のお一人暮らしだったのでこんなエントリー↓を見て、大丈夫かなぁとかちょっとだけ心配したりしていたのですが、去年既に亡くなっていたらしい。

anond.hatelabo.jp

母は、四月に送られてきた同窓会の会報で訃報を知ったらしく、急なことで驚いていたのと、自分と同い年の友人が既に亡くなる年代なんだということにもショックを受けていたようでした。

わたしは最後に会ったのが十年前くらいだったのですが、そのとき既に片脚引きずっていて、健康状態が良くなさそうだったので

「十年前からもうあんまり歩けなかったし、不摂生されてたみたいだからね…」

と返信したのですが、このエントリー↓

kosodatech.blog133.fc2.com

を読んだらなんか、おばさまとお会いしたときのことを思い出したので書いておこうと思います。

 

・就学前(おばさま20代)

家族で東京に行ったとき、おばさまのおうちに遊びに行ったことがあります。

2DKくらいの家で本棚専用の部屋があり、本がぎゅうぎゅうに並べてあり、猫がたくさんいました。(自前の猫が3匹くらいで、餌あげてる野良が数匹とかそんな感じ)

わたしは動物全般が苦手なので、とても怖かったです。

 

・大学生の頃(おばさま40代)

2回ほどお会いしました。

本屋さんで待ち合わせていたら、声を掛けていただいて

「最後に会ったときまだ3歳くらいだったけど、お母さんに顔が似てるからすぐ分かったよ」(*わたしは父似)

と言っておられました。

わたしの母はわたしにはものすごく厳しかったですが、大学の頃はインカレサークルで大活躍(?)だったらしく、

「ママに似てるね〜」

と言われました。

その頃キレイめギャル系からエスニックサブカル女まで狙ってる男子層への受けを考えて様々なファッションの変遷をたどっていたわたしは、

「ママも学生の頃は人のこと言えへんやん」

と安心しました。

若くして母親になった母は母はで、母親ヅラするために頑張っていたのだなと母がわたしを産んだ年になったら思いました。

 

・社会人になってから(おばさま50代)

一回だけお会いしました。(何回か会ったかも…?)

わたしはその頃某生ジャンル(非ジャニ非腐)のオタクをしていて、月に一回は必ず上京していました。

わたしは大学卒業してから一時期腐趣味に目覚め、同人サイトとかも持っていたのでおばさまとその辺もお話ししてみたいなぁと思っていました。

何しろわたしはリアルに腐趣味の知り合いがまったくいなかったので。

「わたし、同人サイトとかやってたんですよ〜何回か即売会にも行きました!」

って決死の覚悟でカミングアウトしたら、

「昔は晴海とかも行ってたよ〜、でも、もうやおいは興味なくなってね〜」

と気の無い返事でした。

(第一回目のコミックマーケットに行ったことがあるみたいなことをおっしゃってたかもしれません。コミケに行ったことがないのであまりピンと来なかったけれど)

ただ、わたしが当時はまっていた生ジャンルの推しの腐(?)に一時期はまっていたようなことをおっしゃっていました。

わたしは地方住みなので生同人に手を出す発想すらなかったので、

(はぁあああ、惜しい!)

と思いましたが、そのときのおばさまは既にわたしの推しなんてどうでも良さそうでした。

そのときおばさまはファンタジージャンルにはまっていらっしゃったみたいで、わたしとご飯に行く前に輸入書屋さんで購入されたという、御本を見せてくださいました。

御茶ノ水の駅までお送りしましたが、坂を下りるおばさまが足を引きずってよたよた歩いておられたのがとても心配でした。

(同じくアラフィフだった実母がDKの息子がいてキャッピキャピ(死語ですが、マジでキャッピキャピです;)だったので余計年取って見えた)

 

・年賀状(おばさま50代)

わたしが上の子を産んだ前後だったと思いますが、実家に帰っているときに、おばさまから来た年賀状を見せてもらいました。

母の年賀状への返事が2月頃来たそうで、もののけ姫の絵葉書にガンダムの切手が貼ってありました。

絵葉書&切手のはっちゃけたオタクっぷりに

「元気そうだね」

と言いましたが、絵葉書の裏に書かれた近況には健康不安と入院の話しか書いてありませんでした。

母は葉書が来た後、心配して電話したそうです。

わたしが帰ったときも少し電話してお話ししました。

(子どもが生まれましたとか、そんなことをお話ししたと思います。)

 

セルフネグレクトに陥らないで

おばさまのことを思い出すと、わたしが大学生の頃(40代)まではまだお元気で、あちこち旅行されたりして楽しそうだったなぁと思います。

50代になって身体が衰えてくると、オタ活への情熱も萎えてしまって、足が不自由で歩けなくなったのもあって、あまりオタクのお友達とも活動されていなかったようでした。

以前もこのエントリー↓をご紹介したんですが、

anond.hatelabo.jp

オタクであることが唯一のアイデンティティだった人が、オタク対象への熱が冷めるとかなり悲惨。

昇進や勉学、他の趣味、結婚・子育てなどポジティブな理由でやむなく、とかならめでたく真人間に戻れる良いチャンスだけど、

ブラック労働、低収入、親の介護、闘病、非モテ、加齢による体力や意欲の減退など出口の見えないネガティブな理由だとマジで廃人一歩手前。いわゆる燃え尽き症候群

そして、オタク趣味無しの自分がいかに空虚な存在か、オタク趣味そのものが単に無益で野放図な消費行動に過ぎなかったか、という事に気付いてしまう。

こうなると時すでに遅し。年相応の精神的成長を獲得できなかった哀れなでくのぼうの完成。こいつらがセルフネグレクト孤独死しちまうわけ。

「そんなバカな」と思うでしょ?こんな30代後半以上の人間、マジで周囲にいっぱい居るからね。君らも気を付けなはれや。

おばさまの場合も、オタク趣味への情熱がなくなったときに自分を支えるものがなくなって、セルフネグレクト気味だったのかなぁと思いました。

御茶ノ水でお会いしたとき、わたしは上京の目的が劇場なので大人系♡華やかワンピ♡みたいな格好だったのですが、 おばさまの服装はあまりにも真逆だった…。

お化粧もされてなかったし。。

お化粧したり、服装を整えたりって、モテとか男尊女卑とかじゃなくてセルフケアだと思うんですよね。

キレイにしてると自分に自信が持てるというか。

ただ、わたしが幼女の頃、おばさまのお家でみんなで撮った写真を見るとおばさまもお化粧していて、しかも結構可愛いんですよ!(当時20代だから当然か…)

オタク趣味以外にも大事にできるものを見つけて、自分を大切にしてください。

一人暮らしの方も、家族がいらっしゃる方も、健康にはくれぐれも気をつけてください。

 

花璃。

 

2010年の本らしいです↓

最後におばさまに会った頃かなぁ。(もうちょい後かも)

そういえば、近所に住んで仲良くしていたオタ友の男性が亡くなったってお話しされていた気がする。

(ママは、「好きだったのかなぁ?」って言ってたけどまあ、なんつうか、性愛的な意味ではなくてもパートナーシップを持ちたいと思っていた人だったのかもしれない。)

男性は身体壊すのが女性より10年早いよね。。

男性は特に気をつけて!